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勝也からのメールは無い。
諦めの中、小さな絶望を感じながら古い順にメールを開いていった。
ほとんど、バイト仲間たちからのメール。
勝也の言葉が、本当なのか確かめる内容が一部。残りは、私の事を嘘つきとか汚いとかって、非難するメールの内容ばかり。
私の事を非難するメールは、三人くらいの女の子が何回も繰り返し送っていた。
それはバイト仲間でも、殆んど話した事が無い子たち。
ただ、その子たちは、勝也が好きだって噂を聞いた事がある。
「私の何を知ってるのよ……」
強がってメールに文句を言ってみた。けど、落ち込んでる気持ちは余計に沈むだけだった。
そして、バイト関係者からのメールを全て削除した。
もちろん、昔の勝也からのも。
「そうだ、着拒しとこ」
私を避難した子と勝也は、メールも電話も着信拒否する事にする。
こっちのアドレスから消したって、メールが来るのがかなり面倒。
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