プロローグ

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   父親は、そう言ってまた私を殴ってきた。  あたしは、男の子なの?  あたしは、女の子じゃないの?  その言葉が、あの日まで私の心に突き刺さって、ずっとずっと苦しくて辛かった。  だから、泣き続けたんだと思う。  だけど、私は知らなかった。  涙のあとには、あんな事があるって事を。      
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