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甘い香りに甘い喘ぎ声。
ずっと求めていたものが、
自分の胸の中で乱れている。
揺さぶり、
焦らして、
貫いた---
何度も
何度も
愛しい名前を呼ぶ。
クレハ。
クレハ・・・
想像以上に妖艶な嬌声を上げ、
しなやかに蠢く躯。
執拗に求め、
乱そうと追い立てる。
限界に、逃れようとする身体を押さえつけ、
さらに攻め立てる。
逃げないで、
オレから。
受け止めて、
オレを。
アイツの事なんか忘れさせるから。
もうオレしか見えないようにしてやるから。
そんなにあいつがいいの?
オレでは駄目なのか。
悔しさと、
ちっぽけなプライドが、
邪魔をする。
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