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光の方へ向かって、丘を駆け降りると、地面から溢れるたくさんの光に包まれた。
『ありがとう、ありがとう…』
カレジの耳には、また声が聞こえてきた。
『カレジ!!』
懐かしい声に、カレジの体は一瞬で熱くなった。
振り返ると、そこには会いたかった二人がたたずんでいた。
「父さん!?母さん!?」
眩しい光に包まれて、その姿はハッキリと見れない。
懸命に目を開けて、見つめようとした。
『…カレジ。私達を弔ってくれて、ありがとう。あのままでは、苦しみと憎しみの闇の心に縛られ、この土地から離れることができなかったでしょう…』
「母さん…」
『カレジ。父さん達の魂は、一度星へ還る。そして時が来れば、また生まれ変わる。命は繰り返す…。』
「…父さん。」
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