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だから、俺たちが必要だなんて、自分のしてること正当化する気はないけれど。
俺は自分のしたいようにするだけ。
自分の出来る方法で、自分の持つ力でアンタを守りたいだけ。
ただ、それだけだ。
『あー、了解です。また対象のことわかったら報告します。』
今度のターゲットは、至極巧妙に尻尾を隠し掴ませない。
偶然にも本庁の担当部署に、彼女が所属しているとわかった今、接触出来れば情報の収集に進展もあるはずと持ち掛けたのは俺の方からだ。
現在の元締めであるあの人、バーを継いだマスターに。
未だあくまでも代理だなんて言い張ってるけど。
そのお蔭もあって神隠しは続いている。
今回も渋りながらではあったが、
俺の勝手な申し出にある程度の手札は揃えてくれた。
あとは彼女をどう取り崩すか、俺の手腕次第。
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