130人が本棚に入れています
本棚に追加
ずっとそうやって生きてきた。
気い張って、背伸びして、寄りかからんと、寄り添わんと。
ひとりでかて生きていけるとも思った。
よく、誰かが見ていてくれるから、腐らんと生きなあかんとか言うやん。
誰かて誰やねん。
血筋の繋がったモンの身内贔屓の評価なんて、対外的には通用するはずもない。
やったら、何処の誰がそんな暇で物好きなコトしてくれとるいうねん。
精神論やったら?
そもそも俺は神様なんて信じちゃいないし。
そんなんも嘘っぱちやて早々に見切り付けてた。
周りの大人も、これから生きていかなならん世間も、すべてが味方とは限らんから。
いつでも完全武装して、気い張って、身構えとった。
そうやって脇目も振らず走り続けて辿り着いたのが、今のこのポジションやて思うてる。
そしてさらにその先へ。
俺は進み続けなきゃならへん。
自分を偽らずこれからも生きていくために。
最初のコメントを投稿しよう!