格安にこだわるか、高級か?

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「ただし!」 赤い魔法使い・または紅い魔女は一言だけ、重大な事を付け加えたのだ。 「男女は別々に、みんな服は一切着用しちゃダメよ!」 …すっぽんぽん。 つまり、ふる○○で温泉は入らなければならない。 少しの熱い水を利用して、身体を布で拭けば汚れは取れる。 汚れを取ってから、しっかり温泉でエナジーを回復させれば良いではないか。 「…地上大陸は水が貴重だし、水の精霊石やアケーリア様の気まぐれだしなあ…」 水の聖霊アケーリアは、本来は女性型の美しい聖霊だ。 しかしやたら恥ずかしがり屋で、配下の雨や霧に任せて殆ど姿を見せない。 マヌケなマンボウに化けて地上大陸の空をフワフワ泳ぎながら、時たま水分補給している。 「…まあ、精霊型を創ってからは多少は違ってるのかな?」 アケーリアの本当の姿、半人半魚をミニサイズにしてホムンクルスにして増産・各地に送り込んではいるのだが。
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