第1話 いつもの朝

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「あの~雫さん? もう一度言ってもらえます?」 思わず敬語になってしまった私は悪くない。悪くないはずだ 「え?うん、いいよ。泪、死んで!」 「うん、もう一回。」 「死んで!!」 「うん、なんかもう素晴らしいくらい悪意が感じられないから、逆に怖いよ!というか、笑顔で言うことじゃないよね!?」 誤解があると困るので、一応言っておこう。 私、雨ヶ崎泪はけして榊木雫と仲が悪いわけではない. 一見この会話を聞くとまるで、犬猿の仲?と思ってしまう人も出てくるのではないかと言うような内容だが、むしろ逆だ。
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