第1話 いつもの朝

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こう見えても雫は小学3年生のとき、同じクラスになり一緒にいるようになってから、その後中学3年になった今でも唯一一番長く続いている友達なのだ。 中学に入ってからはお互い、別々の友達といた時期もあったのだが2年、3年と同じクラスになってからは、なんだかんだでまた一緒にいたりする。 人付き合いが苦手な私がここまで長く同じ人と一緒にいれる一番の理由は、 私と雫が似た者同士ということが大きいだろう。 お互い女子同士の会話でよくみられる、アイドルや同じ学年、先輩の男子の話などにまったく興味がなく、 「本、漫画、アニメ、ゲーム、二次元サイコ―!!」の世にいうオタク思考で、かわいくド派手でカラフルなものより、男物のシンプルな物やアンティーク系の商品のほうが好き。
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