物語:電話(for ●マナ●★)

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ホントだよ? 君の声が聞こえるだけで、僕の心は優しくなれるんだ。 温かい言葉の数々が返ってくる度に、もっと…もっとって。 心が君を求めてる。 小さくて可愛いらしい声で、時には無邪気なとこもあったりして、驚くほど透明で純粋な心を持って、必死に僕の考えを理解してくれる。 包まれてるんだ。 ホントはね、 話す内容なんて、なんだっていいんだ。 ゴメンね。 だけど、言葉を交わす相手が君で、この瞬間の気持ちや感情が全部伝わり合えば、時間が止まってくれたっていい。 僕は本気でそう思ってんだよ。 -もっと話したい- もっと近くで もっとそばで もっと向き合って… 君の悩みや不安、涙を拭き取って、『笑顔』って1番君に似合う最高のプレゼントをあげれる、そんな存在でいてあげたいな。 なぁんて考えてね。 耳から広がるすべての君を受話器越しに見つめて、僕はひっそりそんな事を思ってる。 伝わるかな? 聞こえるかな?ってね。 僕の心の底からの想い、電話を伝って君に届け。。。大きな大きな優しいこの想い。
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