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「あ゛ぁ?!!」
町の店でやってたバーゲンセールとやらよりも安売りな挑発に五人一斉にこっちに振り返る。
なんて気色悪い光景なんだ。
囲まれていた男性まで目をぱちくりさせて俺を見てる。
「おい小僧…なーにふざけたこと言ってんだぁ?」
「まさかお前も殴られたいヘンタイ仲間かぁ?ん~?」
ん~?じゃないよ、ん~?じゃ。
顔近いよ。
お前はそっち系の人間かっての。
本当の変態はそっちだろ。
「顔が醜く邪魔くさいだけでなく、息すら臭いだなんて…救いようないですね。
そこまで底辺なら職場も見つからずこんな凶行に及んだのも頷けますね、まぁ許せませんが」
俺が言い終わったときには既にターゲットは変更されたようで囲まれてた。
不良の頭であろう男が拳を振り上げる。
遅、武器いらなかったな。
「こっち、こっちです!!リンチが起きてます!」
まさに今振り下ろされる瞬間、いつのまにか最初にターゲットにされてた男の人が誰かを呼んだ。
「こいつ…人呼びやがったな!!
オイ!!ずらかるぞ!!」
「テメェ等…!次にあった時ぶっ潰すからな!!」
「覚えとけ!!」
次から次へと負け惜しみを言って去っていく負け犬の不良共。
…よわ。
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