王子様がお姫様になりました。

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ハッとした様に身体を服で隠すゆうき。あぁ……そういえばそうだった。 今の女体化した身体だと、本来の制服のサイズがピッタリ合う事はまず無い。つまり、現在ゆうきは大分セクシーな状態にあるのだ。 「先に言えよ!」 「だって、あなたずっと嘆いてたから言いにくくて。でも良いんじゃない? 可愛くて」 「良い訳あるかぁっ!」 顔を真っ赤にしてゼーゼーと息を乱しながらツッコミを入れるゆうき。 「あ、でも……今のゆうき君って女の子だから力弱いわよね」 クスッと怪しげに笑う麗華姉。 何だろう。嫌な予感しかしない。 「そこに女の子用の服……沢山あるから、着る?」 「…………」 …………。 やっぱり。 さぁ皆お待ちかね、麗華お姉さんのドSタイムの始まりですよ。 笑っている筈なのに目が笑っていないというか何というか。黒いオーラが滲み出ている。 完全にこの状況を楽しんでいる。……そんな気さえした。
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