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俺には無理だ…
彼女の前から消えよう
男はそう決心し、彼女の家から立ち去った
一通の手紙を残して…
彼女が起床し、男の部屋へ行くとそこに男の姿はなく手紙だけが残されていた
手紙には
女さんへ
僕は女さんが好きです
いつも何をしてても女さんのことばかり考えてしまいます
ですが僕には女さんを幸せにする資格も勇気もありません
だから僕は女さんの前から消えることにしました
日が昇って月が出て
また日が昇って月が出て
それを飽きるほど繰り返した時
もし女さんが僕のことが好きであれば
その時には必ず幸せにします
男より
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