逃げたその先に待つもの

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男が手紙を残して消えてから長い時が経った 女は手紙の通り 日が昇って月が出る この行程を何度も何度も繰り返した 何回太陽を見ただろう 何回月を見ただろう 百?千?一万? 何回太陽と月を見たかを数えるのさえ億劫になるほどの時が経った 男の所へ向かわなきゃ… 女はわかっていた 男がどこで待っているか 始まりの場所 初めて男に助けてもらったあの森だ もしかしたら最初からわかっていたのかもしれない
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