19人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁ・・・・・・憂鬱だ・・・・・・」
まさか、今さら小学校に通うことになるなんて・・・・・・戦闘学とか学ぶ過程で大学レベルまで勉強したのに・・・・・・
「ねぇ、そう落ち込まないで?こっちでたくさんお友達を作ればいいじゃない」
顔を上げると、私の担任の薫先生が。この人にはわからないだろう。リアルコナンな私の苦悩が。
「多分、幹部会でも仲間に入れてもらえてないでしょ?それならおんなじ見た目の子を友達にしちゃえばいいじゃない」
なるほど、その手があっt・・・・・・ばれてるぅぅ!?
「あら?もしかして、デオちゃん気づいてません?私ですよ、カオスです」
「えっ!?カオス先輩!?」
カオス先輩は幹部学校の一年先輩で、私の幹部昇進祝いに光線銃をくれた、とっても優しい先輩なのだ。
「で、でも、カオス先輩といったら白髪ロングで、頭に角を付けていて、赤い目をしているはず・・・・・・それにいつものドクロ装備は何処へ・・・・・・」
カオス先輩のチャームポイントは全てなりを潜めている。これじゃただの働く女性ではないか!
「デオちゃん、それを言ったらあなたも同じでしょ?黄緑掛った髪の毛じゃないし、アーマーだってはずしているじゃない」
むむ、それは確かに・・・・・・むしろ、カオス先輩の変装がピカイチだということか?
「さぁ、愚痴るのはここまで!教室に行きますよ!」
「はい先輩!」
「ここでは先輩じゃなくて、薫先生と呼んでくださいね?瑠花さん」
最初のコメントを投稿しよう!