第1話

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『ま…誰もいないか』 カバンをそこらへんの棚に投げる そう、私は不良だ ひかれたレールの上からはみ出した、 落ちこぼれ。 あたしがこうなったのは ある事件を私が起こしてしまったからにすぎない。 ─1年前 『ねぇ、清羅、向こうに新しくできたデパートあるからそこいこっ!』 私は、清羅(せいら)と放課後遊んでいた。 この時はまだ、真面目だった 清羅 『いいよ!いこいこ♪』 ただ… 清羅には問題が… ピリリリリッ 清羅の携帯が鳴る 『でないの?』 困惑している様子 清羅 『いいの!気にしないで!』 携帯の電源を切り、 清羅はポケットにしまった 翌日、学校へ行くと ガラガラッ 『なに?』 異常な盛り上がりをみせるクラスメイトの中を、かきわけると… 『清羅!?』 びしょ濡れの清羅がいた そう、清羅は意味不明な理由で入学してからずっといじめられている 『大丈夫!?』
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