第一話 寮に着いた男

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「……………遠慮しとくよ。(ったく、あれだけ毎日のよう曲げるのに力入れてりゃ何時かは曲がるわな)おい!そこの馬鹿!一般人に手を出すな!!東京に行く前に警察の世話になるつもりか!?」 「いゃ~あんないい胸を見てしまいますとつい手が走ってしまい…………おじさん、一回でいいので私を夜のススキノに連れてって下さいよ!!」 「阿呆!テメェみたいなガキを連れてきゃ俺が犯罪者になるわ!!いいか?行きたきゃせめて高校くらい卒業した後にでも一人で行け!それか、俺じゃなくてこれから世話になるモバPさんとやらに胡麻すって連れてって貰うんだな!!」 今の現実を説明しとくと一見、ショートで黒髪の少女が白菊ほたるという不幸体質の少女らしいが 島根からわざわざここまで流れ着いたらしい。 また、今まで所属してたプロダクションが次々と潰れてた事から裏じゃ"死神"みたいな呼ばれ方もされるらしいが 個人的には、ドンパチでもして他が死傷沙汰か、重傷でも負って二度とドスか拳銃の一つも握れなくなったりと闘えねぇ身にでもなってテメェ一人が無事に生き残るとかいうんならまだ理解出来る。
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