第一話 寮に着いた男

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そして、二つ目が俺と二人組を離すという事だ。無論、二人もモバPとやらがこっちへ向かうまではここへいるらしく 下手すりゃ超能力娘(力業)と歩く猥褻娘から離れられるからそういう面じゃかなりこっちの負担も楽になるだろう。 「あれ?これって思ったよりこっちの負担も楽になったんじゃね?」 「ハッ、そんな事思ってながらもいきなり難題しか来ないのが白石さんっすからね。あまり期待しないでいた方がいいっすよ」 「…………だが、歩く猥褻娘から離れられるっつう事は確かに白石さんの荷は楽になったろう。それで、俺達を呼び寄せたってのにはこれからの事について話があるんすよね」 「なかなか鋭いじゃねぇか。まぁ、今後、ターゲットの懐に入れる機会がこっちにゃなかなか得られなくなったのがこれからの痛いとこなんだが…………お前さん等にゃ向こうに着いてでもアナスタシアの身辺警護をやって貰いたくてな。上手く行きゃそれだけでも今回の任務の一つはまず達成出来る機会は得られる訳だ」 「まぁ、それは解りやすけど………輝邦さんの狙いは千川ちひろの動向でしょう」 ………と後藤の一言は最もなんだが
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