第二話 新たな環境

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「羨ましいにゃ。最近なんてPちゃん忙しそうだからみくとは絡んでくれなかったけど…………まぁ、白石ちゃんの情報も変わるかもしれないし、明日にでも電話で聴いてみるとするにゃ」 「まぁ、それは構わねぇが他には秘密な。バレるとこっちもなかなか…………」 ――――ピッ―――― 何かしら変な音でも聞こえたせいか 聞こえたとこに耳を当ててみりゃ壁が古い為、あんま気にしちゃいなかったが何かしら不自然な線があったので手袋を装着してそいつを弄ってみりゃ開閉式の扉みたいな仕掛けになってる上に盗聴器が仕掛けられており ソイツをそのままにしといた後 ちょっとした小型隠しカメラを見付かったヶ所の近くにある棚と壁の間にひっそりと仕掛けつつも その姿に二人は唖然とする。 「…………さて、こっちは何も見ちゃいない。まぁ、解らねぇもんもんなんざこっちから弄るようなもんじゃねぇしな」 「え?でも、ウチの事務所ならこういうの詳しい人が何人かいる筈ですからこの際、心が寛大なボクが白石さんの為に一肌脱いで携わって貰うよう相談してあげますよ!」
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