第二話 新たな環境

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それはまだこんな話に情が流されやすいという点だ。 まぁ、正直はごっこ遊びでの忍びに過ぎんという事なんだろうが 今日のところはちょっと過去の話をしただけで気配が消えただけ多少肩の重みが軽くなった気がして 少しばかりだがよく寝れた。 「全く、だらしないですねぇ~今日のボクは機嫌が良いので様子を見てきましたが…………一緒に行動する人がその様子じゃ先が思いやられますよぉ~」 「……………………ん?枕元に置いといたグラサンがねぇな」 「はぁ…………折角ここまで足を運ばせた可愛いボクが顔を出してあげたというのに何の御礼も無しですか…………」 「…………そりゃ、悪い。だが、慣れねぇとこじゃ尚更、面を見せたかねぇんでな。まぁ、グラサン返してくれりゃ近い内にでも休みが貰えるらしいから何かしら奢ってやるから勘弁してくれねぇか」 「…………良いでしょう。プロデューサーさんも可愛いボクより月末の連休から杏さんの北海道ライヴとかで忙しいそうですし、その時にでもちひろさんに頼んで休みを調節して貰うよう頼んどきますので、ちょっと付き合わせてあげましょう」
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