yes 転生のテンプレのようです

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「うわ まだ事故かなんかで来た子がいる」 老人が心底嫌そうに呟く 「うわ 私には劣るものの 外見が気に食わない 影璃さんにちょっかいかけそう」 自称女神がなんか凄い嫌な発言と嫌な顔してる 「うわ 勇者ではないな いらね」 エリシアさんが冷めた目で見てくる 凄い不快なので寝たふりを決め込むことにします 「いや 誰よ この子死なせたの」 「私は女なんか死なせませんって」 「うむ 勇者ではないな いらね」 「はい わしから提案」 「どうぞ」 「どうせ お前らの事だし チート入れたんじゃろ?」 「大盤振る舞いなのは創造神の貴方じゃないですかねぇ?」 「うむ 勇者だからな いる」 「最強入れ過ぎたし 帳尻を合わせるために 3人分くらい弱くして送るのはどうじゃろうか」 「賛成 外見気に食わないし」 「うむ 勇者ではないしな いらね」 なんか凄い事言ってる 「この娘が起きて 能力要求したらめんどうだし、さっさと始めようではないか」 「賛成 外見気に食わないし」 「うむ 勇者ではないしな いらね」 会話がひと段落すると 老人が機械的なものを取りだし マイナスが描かれたボタンを連打し電子音を周りに響かせる  「あ 創造神がものすごい勢いで この女のステータス下げてる」 「さっき 蓮夜君の時、結構高い値までステータス上げたから 下げるのめんどうだなあ ほれ そこの、後は任せた」 連打疲れたのか ボタンを手下の天使か何かに連打させてるのが見える それとなんか 考えるのも酷く疲れてきた 手足の自由も利かなくなってきたし なんだか死にたいような絶望感が私を襲う 「ああ 天使よ、下げ過ぎ下げ過ぎ まあいいかのう」 「うむ 勇者ではないしな いらね」 「あ ゼロになったみたいですよ さっさと送りませんか?外見も気に入りませんし」 「えーい フリューストへ ぽーん」 最後に聞こえたのは 何かの発動音 もうどうでもいい 下っ端天使が持っていた機械が、最後に電子音を鳴らしたのを誰も気が付く者はいなかった
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