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アタシが小学校2年生の時に母の転勤で一家は再び東京に戻りました
アタシが小学校2年生の終わり頃に、羽田沖で航空機の着水事故が発生しました。
その時アタシは、学校で授業を受けていました。
授業中に航空機が不気味な煙を上げて羽田沖へ向かって行く音を聞いたので、クラスのみんながおどろいて音が聞こえた方へかけて行きました。
その時に、アタシは航空機の着水事故を目撃しました。
事故から2時間後におばがアタシの元にやって来て『まりなちゃん、お父さんが事故のあとわれさきに逃げたそうよ…もうすぐ危なくなるから今のうちに帰る支度をしなさい!!』とイライラした口調でアタシに言いました。
アタシは、おばの言う通りに帰る支度をして学校を出ました。
着水事故を起こした父は、ケーサツ沙汰になってしまいました。
父は、精神鑑定で事故当時頭がサクラン状態におちいっていたので不起訴になりましたが、パイロットをクビになってしまいました。
母も、会社から父が着水事故を起こした責任を負う形で得意先の文房具屋さんへ出向を命ぜられてしまいました。
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