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「桐谷君。私、貴方の事、好きなんだ」
放課後、帰り際。
玄関で靴を履き替えている最中。呼び止められて、まさかと思ってついて来てみれば、案の定。……だった。
相手の子は初めて見る。かわいい。
肩までの黒髪ストレート。前髪は真っ直ぐ。
色白で、落ち着いた大人っぽさ。完璧だろ?
極めつけは、目。
吸い込まれそうな程に……熱っぽい。
やべ、別の事考えよ。
「あー、うん」
頭の中、空っぽにして、OKの返事を出そうとした時。
「――だから、私を抱いて欲しいの」
耳を疑った。
――これ、何てエロゲ??
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