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フロウ「お前は俺を殺す方法を探し、柊に目をつけた。
柊の身体を奪うことには成功したが、柊は最期に自分へ封印魔法を施した。そしてお前が目覚めたのが、最近の事。合ってるな?」
リビス「うん・・・」
大したものだ、柊は・・・あの頃の俺では、恐らく勝てなかっただろう。それを察し、時間を稼ぐ為に自らへ封印を施した。本当に、出来た嫁だ。
自分に封印を施し。この長い歳月、ずっと一人でリビスの力を抑えていたとはな・・・激痛だっただろう。常人なら、数日で心が折れるほどの・・・
フロウ「ヴェル、リビス。もういいか?」
ヴェル「ああ。リビス、行こう・・・」
リビス「うん・・・フロウ、ごめんね・・・柊ちゃんは返すよ。有り難う・・・」
柊からひとつの光が現れ、それはヴェルと共に消えていった。
フロウ「まあ・・・なんだ。久しぶりだな?それと、有り難う。」
ヤバい、ニヤけがとまらない。
柊「えへ。すっごい大変だったよ。久しぶりだね、フロウ。どういたしまして!!」
フロウ「ああ、本当に、会いたかった。」
柊「僕も・・・えへへ、何か僕たち、ニヤけながら泣いてるってあぶない人みたいだね!」
フロウ「フッ、そうだな・・・」
柊「フロウ、貴方を忘れた事は、なかったよ・・・。」
フロウ「俺だってそうだ。柊、愛してる。」
柊「僕も愛してるよ。フロウッ!!」
フロウ「っと・・・ん」
勢いに乗って柊は俺に飛び付き、キスをしてきた。
そして、俺達は徐々に消えていった。
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