モンスターとお姫様

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「くすっ…。昔、恒星がよく言ってたよね。聖奈助けてって、泣きながら…」 クスリと笑った顔は、成長してもあの頃と同じ笑顔で、笑うと頬に可愛いエクボが出来た。 「僕のこと、覚えてるの?」 「覚えてるよ。ヤンチャな流星や大星の中で、唯一泣き虫だったから。玲央にも泣かされてたよね」 「泣き虫だなんて、酷いな」 「泣き虫な恒星が、生徒会長なんだ。凄いね」 「…そんなことないよ」 「…わかった。前の学校で書記の経験あるから。恒星を助けてあげる」 ――『助けてあげる』 僕の心の中が、ジワッと温かくなる。 聖奈… やっと逢えたな。 僕の…天使。
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