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【大星Side】
楓叔母ちゃんとじいちゃんの酒の席に俺は座り、二人に酌をする。俺は未成年だから、勿論コーラだけど。グラスの中で、シュワーと泡が立つと、ビールを飲んでいる気分だ。
じいちゃんも楓叔母ちゃんも俺は大好きだ。俺と同じ価値観だから、一緒にいて楽しい。
かなりヘロヘロに酔っ払った楓叔母ちゃんが、俺に抱き着く。
「てかぁ~、兄貴、大星はマジで可愛いよなぁ。大星を養子にくれよ。家には跡取りがいないからさぁ、ヒックヒック」
「バカタレ、大星は俺の会社の跡継ぎにするんだよ。お前なんかにやれるか。ヒック」
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