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【大星Side】
俺は聖奈と二人きりになるチャンスをずっと狙っていた。
俺は聖奈に触れることが出来る。こうして手だって繋げるんだ。
俺に触れられても、拒絶反応が出ないのは、俺が不細工だからではナイッ!
聖奈が俺に心を許しているからだ。
俺は剥れている流星を無視し、聖奈と手を繋いだままジュースを買いに行った。
「…あのぅ…あのぅ…大星、手…」
聖奈が消え入りそうな声で呟く。
「手?いいじゃん。平気なんだし繋ごうぜ」
「でもぅ…みんな見てるよ」
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