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「玲央、無責任なこと言うなよな。大星、聖奈の手を離せ。聖奈も嫌なら嫌って言えよ。ビクビクすることないんだよ。聖奈の病気は俺が治してやる。必ず治してやる!」
俺の言葉に、大星はさらに聖奈の華奢な掌をギュッと握る。
「流星、熱くならないで。無茶したら逆効果だからね。聖奈の病気が悪化してしまう。それだけは避けてくれ」
「人をバイキンみたいに言わないでくれよ。玲央が触れても聖奈の体は拒絶反応示すに決まってるんだ!」
「そうだね。だから無理に触れてはダメなんだよ。いいね流星」
ちぇっ、王子様気取りの玲央。
彼女がいる癖に、聖奈に優しくするな。
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