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「何だよ、冷たいな」
「兄貴はな、姉さんが心配なんだよ。姉さんに心底惚れてるんだよ。以上、俺から言えるのは、それだけだ」
「何だよ、意味わかんないよ」
「ほら、ほら、モンスターが勢揃いする前に、身支度しろ。あいつらが起きたら、飯もゆっくり食えないぞ。食卓は戦場だからな」
隊長に寝室から追い出され、洗面所に向かう。窓から見える自宅。
ボスはもう起きたのかな。
母さん心配掛けてごめん。
洗面所のドアが開き、赤いジャージを着た聖奈が入ってきた。早朝六時、窓から朝日が差し込み、聖奈の顔を照らした。
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