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ペロッと舌を出した流星が、悪戯っ子みたいで、何故か可愛く見えた。
即効制服に着替えた流星。
由有姉ちゃんから受け取ったお弁当を鞄に入れ、あたし達は家を出る。
男三人に囲まれたあたし。
すれ違う人がチラチラとあたし達に視線を向けた。
大星も流星も、あたしに接近し、今にも体は触れそうだ。
「流星、それ以上近付くな。聖奈に触れるな」
「わかってるよ。ギリで止めてるだろ。こんなに近いのに、大丈夫だな。手を繋いでも平気かもよ?試してみる?ほら、食わず嫌いって言うだろ。意外と食ってみたら旨いかも」
意味不明な喩えに、恒星が流星の首根っこを掴んだ。
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