お姫様の小さな恋

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「よせよ、聖奈が困ってるだろ。学校で低レベルな争いはやめろ。ほら、席について。もうすぐ朝のホームルームが始まるよ」 恒星の一言で、険悪な雰囲気のまま、みんな席に着いた。 …ていうか、二人ともなんなの? あたし… 誰とも付き合う気はないし。 それに… こんな体質だから、付き合えないし。 誰も… 好きになんてならない。 あたしの脳裏に… 笑っている玲央の顔が浮かんだ。 好きになんてならない。 好きなんかじゃない。 玲央は…ただの幼なじみだよ。
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