お姫様の小さな恋

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――学校での授業が終わり、俺は真っ直ぐ隊長の家に帰る。 「お帰り、玲央」 「由有姉ちゃん、ただいま。お弁当ありがとう。美味しかった」 「そう?良かった。お姉さんみたいに料理得意じゃないし、ちょっと心配だったんだ」 「でも、キャラ弁はちょっと…」 「あはは、やっぱり?今日は明月ちゃんのお弁当も作ったから、久しぶりにキャラ弁にしたの」 「もしかして恒星達も?」 「勿論そうだよ。生意気だから時々悪戯しないとね」 由有姉ちゃんは、楽しそうに笑った。
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