お姫様の小さな恋

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玲央は制服に着替える為に、恒星達の部屋に入る。 あたしはピンクのエプロンをつけ、由有姉ちゃんの手伝いをした。司兄ちゃんは、ダイニングテーブルに座り新聞を読んでいる。 あたしはキッチンで、ふわふわの卵焼きを、お弁当箱に詰める。 「やっぱり、女の子はいいわね。私も一人くらい女の子が欲しかったな」 「由有、もう一人作るか?」 「やだ、司。何言ってるの?」 「俺、まだ三十三だよ。まだまだイケる」
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