お姫様の小さな恋

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朝寝坊した明月が部屋から出て来た。 「ママー!?」 椅子に座っていた母に、ジャンプして抱き着く。 「明月、寝坊したの?」 「うん、隣が煩いから夜眠れないの。でも王子様もカッコいいし、ライオンも彪もシマウマも優しいし、寂しくないよ。明月誰かのお嫁さんになってもいいくらい~」 「ライオン?動物園みたいね。由有ちゃんも可愛いお嫁さんが欲しいんだって」 母の言葉に、三人がブルブルと首を振った。
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