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その賑やかな中、流星と聖奈だけは、異次元にいるみたいに、二人だけの世界に包まれていた。
何を話してるんだろう。
本当に付き合うのか?
「王子様、ケーキ作ったよ。食べようよ」
明月ちゃんに手を引かれ、俺はテーブルに向かう。
テーブルの上には、優花が買ってきたラポールのケーキと、聖奈と明月ちゃんが作った手作りケーキが並んでいた。
手作りケーキは生クリームがちょっと崩れているが、新鮮なフルーツがたっぷりとデコレーションしてある。
優花のケーキは、洒落たチョコレートケーキだ。
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