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「挨拶?そっか…。今日、優花と約束はしていない。俺達…別れたんだ」
「別れた?嘘…。受験の為に、一時的に距離をあけただけでしょう」
「聖奈、優花から何を聞いた?」
「…何も聞いてないよ。玲央には関係ないよ。あたしに…構わないでよ…」
胸に熱いものが込み上げ、言葉が続かない。言いたいことは沢山あるのに。言葉が出てこない。
言葉の代わりに、溢れだしたのは…涙。
何でだよ…
何であたし…泣いてるの。
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