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【聖奈Side】
流星と別れたあと、マンションに向かって歩いた。
「聖奈ちゃん?ですよね」
自分の名前を呼ばれ、あたしは振り返る。
「…優花さん」
「良かった。あなたに逢いたかったの。あなたのマンション、玲央の家から近いと聞いていたから」
「…あたしに?」
「ええ、少し話がしたいの。いいかな?」
「……はい」
私は優花さんと一緒に、再び公園の中に入る。優花さんと二人きり、あたしの緊張は隠せない。
「あの…あたしに話って…」
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