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「玲央~!聖奈ちゃ~ん!早くおいでよ。何やってんの?チューとかダメだかんね!」
玄関から祖母の叫び声が聞こえ、俺達は顔を見合せ笑う。
「…ったく」
「くすっ…だよね」
俺は立ち上がり、聖奈と手を繋ぐ。
「聖奈…?発疹が…薄くなってる」
「…えっ?」
「消えてるよ…」
「…う…そ…?」
俺は聖奈の額にキスを落とし、机の引き出しから誕生日のプレゼントを取り出し、聖奈に渡した。
「…あたしに?」
「うん、お誕生日おめでとう」
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