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【玲央Side】
――翌日、俺は福岡に行く為、羽田空港にいた。空港には、家族と隊長達、そして…聖奈。
福岡行きの搭乗まで、あと三十分。
「てかぁ…、俺達もう帰らねぇ?」
流星が突然みんなに声を掛ける。
「何でだよ。まだ搭乗まで時間あんだろ」
「だからぁ、みんな空気読めよ。聖奈以外は、撤収!」
「あ~あ、なるほど」
隊長はニヤッと笑うと、ボスの筋肉質な腕を掴む。ボスは突然腕を掴まれ、キョトンとしている。
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