シンデレラの恋の魔法

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建設会社だなんて。 肉体労働は俺には一番不向きだ。 「やだよ。てか、寝かせろ」 ――ピンポーン… 朝っぱらからチャイム。 こんなに朝早く、一体誰なんだ? 大人のスリッパを履いた天星が、バタバタと大きな音を鳴らし玄関に向かった。 「おはよう、天ちゃん」 「愛梨奈~!おはよう。流星なら寝てるよ。流星~」 玄関から聞こえる、天星のデカイ声に俺はガバッと起き上がる。 恒星は大学に行き、大星もいねぇ。この部屋でミノムシみたいに布団にくるまっているのは、俺だけだ。
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