シンデレラの恋の魔法

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「愛梨奈バイバイ~」 「天ちゃん、行ってらっしゃい」 愛梨奈は笑顔で天星に手を振っている。俺はベッドから這い出し、ボサボサの髪を掻き上げた。 「つうか、朝っぱらからなんだよ。もう話は終わっただろ。仕事じゃねぇのかよ。行けよ」 昨日の事もあり、俺は愛梨奈から視線を逸らしたまま、床に胡座を掻く。 愛梨奈が俺の隣に、ちょこんと正座した。 「仕事は午後からだから。あのね流星。昨日の話だけど。流星に言われて、私一晩考えたの。私の一番したい事は、なんだろうって…」 愛梨奈の言葉に眠気が一気に吹き飛ぶ。 これって…別れ話だよな!?
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