シンデレラの恋の魔法

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「流星?私の話、ちゃんと聞いてる?何か勘違いしてない?」 「へっ?」 「やだな。真剣に話してるのに、ちゃんと聞いて。一体、何の魔法だと思ったの?普通の女の子だった私が、素敵な魔法で今まで女優をやってこれたって言っただけだよ。その魔法も、もう解けちゃった。女優の仕事、やっぱり私には向いてないよ」 「はっ?女優…辞めんの?」 「うん、決めたの。今入ってる仕事を消化したら、引退する。プロダクションの方針には従えないよ。女優の仕事や演じる事は好きだけど。私にラブシーンは無理。私ね、演技でキス出来ないの」
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