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「愛梨奈…」
「…好きな人としか…出来ないの…。流星のばか、全部…言わせないで」
愛梨奈は恥ずかしそうに、頬を染め俯いた。
「今人気あるのに…引退すんのか?」
「うん、もう決めたの。女優辞めたら、何しようかな。ピアノもう一度やろうかな。お祖母ちゃんの本屋で、アルバイトしようかな」
「ば~か、女優辞めたら、俺の嫁さんになれ」
「えっ?流星…それプロポーズ?」
「プロポーズだよ。一回しか言わねぇ。返事はイエスしか、選択肢はねぇかんな」
「…ぅん」
涙ぐむ愛梨奈に、俺はそっとキスを落とす。
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