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愛梨奈の父親が駄々をこねたせいで、俺達は神社で挙式する事になり、俺はタキシードではなく、紋付き袴を着る羽目になった。
「流星、千歳飴買ってやろうか?」
大星や恒星にからかわれ、俺はかなり不機嫌。
「天ちゃんの七五三の方が、可愛いかったわね~」
つぅか、お袋!
天星と比較するなんて、なんでやねん。
賑やかな笑い声が響く中、背中越しに聞こえた甘い声。
「流星…」
俺はその声に、振り返る。
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