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あの窓山と愛美が…!?
信じられないけど、今の状況なら、愛美の心変わりも有り得るのかも知れない。
仕事と祖父の見舞いと、多忙を極めていた僕は、愛美と連絡を取らないまま一ヶ月が経った。
建設現場での仕事にも随分なれた僕は、徐々に落ち着きを取り戻す。
現場で作業中の僕の所に、茶色いスーツを着た窓山が、飛び込んで来た。
「大変だよ、石田!北里が倒れた!病院へ急げ!」
「愛美が…倒れた!?」
僕は肩に担いでいた木材を地面に下ろした。僕が抜けたら、現場の作業は遅れる。
「ばか、何躊躇してるんだよ!早く行け!病院はそこの信号を渡った先にある。鏡総合病院だ!」
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