姫の宅急便

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「わぁ~!可愛い」 「だろ?俺に似てねぇ?」 ここは都内にある小さな産婦人科医院。 一週間前に産まれた小さな赤ちゃん。流星と愛梨奈ちゃんの愛娘『流奈(るな)ちゃん』二十四歳の若いパパだ。 私は赤ちゃんの出産祝いに、一人で病院に来ていた。 赤ちゃんは流星にも愛梨奈ちゃんにも似ている。二人とも美形だし、大きな二重の瞳だから、赤ちゃんもベビーモデル並みに可愛い。 「おめでとう、愛梨奈ちゃん。あの流星がパパだなんて、信じられないよ」
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