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大星は…何人の女を抱いたんだろう。そう思うと複雑な気持ちだった。
ブラックの枕カバーとシーツを全て外し、洗濯機の中に放り込んだ。
洗濯曹の中で、ぐるぐる回るシーツ。あたし、大星のこと許せるかな。
洗濯機の前にしゃがみこみ、膝を抱えた。
大星が好きだよ。
けど…
どうしても素直になれない。
洗ったシーツをベランダに干す。眩しい太陽を見上げると、学校にも行かない自分が、ちっぽけに思えた。
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