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大星の部屋を出て、お祖母ちゃんのバイク屋を手伝う。
「おや、珍しいね。明月手伝ってくれんの?」
「仕方ねぇから、掃除してやるよ」
あたしはホウキを手に取り、店先の掃除を始めた。通学時間、学生が駅に向かって歩いている。
「明月、日奈の所に帰らないの?」
お祖母ちゃんは優しい眼差しで、あたしを見つめた。
「ママ、男いんじゃん」
「慎ちゃんかい?慎ちゃんが嫌いなの?」
「別に」
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