モンスターの告白

15/20
137人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
大星の部屋を出て、お祖母ちゃんのバイク屋を手伝う。 「おや、珍しいね。明月手伝ってくれんの?」 「仕方ねぇから、掃除してやるよ」 あたしはホウキを手に取り、店先の掃除を始めた。通学時間、学生が駅に向かって歩いている。 「明月、日奈の所に帰らないの?」 お祖母ちゃんは優しい眼差しで、あたしを見つめた。 「ママ、男いんじゃん」 「慎ちゃんかい?慎ちゃんが嫌いなの?」 「別に」
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!