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――あれから、三年の年月が流れた。
「フギャーフギャー!!」
定時制高校を卒業した明月は、元気な男の子を生んだ。
「大星、オシメだよ!」
「はっ?また俺?」
「だって臭いもん。ウンチは大星の担当」
「はぁ?」
俺の奥さんは、相変わらずの暴君だ。
「宙(そら)、男のくせに、ピーピー泣くな。ったく、お前は本当に泣き虫だよな。一体誰に似たんだ?」
俺は文句を言いながら、宙のオムツを替える。
つーか、マジでウンチだし。
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