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――あれから四ヶ月。
俺は病院を退院し、マンションに戻った。
明月はかけると共に、定時制の高校に転入していた。
二人は昼間、楓おばちゃんのバイク屋で働き、夜は高校に通う。様々な年齢や職業の生徒達が夜間勉学に励む。
俺のマンションの部屋には、いつの間にか明月の荷物で溢れていた。
「明月、この荷物どうしたんだよ」
「お祖母ちゃんが、大星と一緒に暮らせって。はい、これはお祖母ちゃんからの退院祝いだって」
明月が俺に差し出したのは、一枚の婚姻届!?
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